身内の不幸があった際、会社への第一報は直属の上司に行うのがマナーです。深い悲しみと動揺の中、冷静に話すことは難しいかもしれませんが、必要な情報を簡潔かつ明確に伝えることが、その後の手続きをスムーズに進める上で非常に重要になります。ここでは、上司への電話連絡で必ず伝えるべき項目を整理してみましょう。まず最初に伝えるべきは、「誰が亡くなったのか」という故人との続柄です。忌引休暇の日数は続柄によって決まるため、これは最も基本的な情報となります。「父が」「祖母が」というように、具体的に伝えましょう。次に、「いつから何日間、忌引休暇を取得したいか」を伝えます。葬儀の日程がまだ決まっていない場合でも、まずは「本日より、〇日間ほどお休みをいただきたく存じます」と概算の日数を伝え、確定次第改めて連絡する旨を申し添えれば問題ありません。通夜や告別式の日程と場所が決まっている場合は、その情報も伝えます。これは、会社として弔電や供花、あるいは香典の手配をする際に必要となるためです。また、上司や同僚が個人的に参列を希望する場合の参考にもなります。そして、忘れてはならないのが「休暇中の連絡先」です。葬儀の準備中は電話に出られないことも多いため、緊急時に連絡が取れる携帯電話の番号や、メールアドレスなどを伝えておくと、会社側も安心です。最後に、業務の引き継ぎについて触れます。「急なことで大変申し訳ありません。業務の引き継ぎにつきましては、〇〇さんにお願いしております」あるいは「後ほどメールにて、進行中の案件についてご報告いたします」といった一言を添えることで、仕事に対する責任感と、職場への配負慮を示すことができます。これらの項目を、落ち着いて、簡潔に伝えること。それが、悲しみの淵にいる中でも、社会人として果たすべき最低限の務めと言えるでしょう。